
島寿司
白身魚を醤油を使ったタレでヅケにし、握り寿司にした島寿司は、わさびの代わりに辛子を使うのが特徴です。
東京から約1,000km南にある小笠原諸島。独自の進化を遂げた多くの固有の生き物がいることから世界自然遺産に登録されています。「ボニンブルー」と呼ばれる紺碧の美しい海に囲まれており、船の上からウミガメやイルカ、クジラなどに出会えることも。
父島
小笠原の自然を中心に、島ならではの歴史や文化を紹介している施設です。館内には小笠原諸島が海洋島として誕生してからの歴史や美しい海、小笠原にしかいない固有種などの珍しい動植物やクジラ・イルカの情報等を分かりやすく説明してくれる解説員が常駐しています。また「東洋のガラパゴス」といわれているほど貴重な小笠原に生きる動植物の展示も行っていて、一度ここへ訪れてから島の観光に出かけるのもいいでしょう。2011年に世界自然遺産に登録され、自然保護活動やエコツーリズムの取り組みなどについても掲示してあるので、その取り組みを知るいい機会にもなるでしょう。様々な企画展示や講演会・手作り体験教室や自然観察会も随時開催しているので、大人から子どもまで楽しめるイベントプログラムにぜひ参加してみましょう。
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唯一のアクセス手段が丸一日ほどかかる定期船でしか行くことができない小笠原。そのほぼ中央に位置している小笠原水産センターは、全国に100か所以上ある水族館の中でまさに日本で一番遠い場所にある水族館です。小笠原海洋資源の研究施設でありながら、その設備を拡大して観光資源としても担えるようにと無料で解放されています。小笠原周辺海域や父島と母島の河川・貯水池に生息している生物を飼育していて、たいへん充実した施設です。一番人気の体験プログラムは、「アカバ(アカハタという魚の島名)の歯みがき」。郷土料理の食材にも使われるほど小笠原の人たちに馴染み深いアカバの口を観察しながら歯を磨くことができ、愛らしい姿にも癒されます。
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父島北部に位置している宮之浜は、兄島瀬戸に面した弓なりの美しいビーチで運が良ければヤドカリにも会えます。海の透明度がとても高く、珊瑚礁が発達しているために熱帯魚が多いのでシュノーケリングやダイビングに最適な場所です。また周辺設備も充実しており、駐輪場やトイレはもちろん、屋根付きの休憩舎やデッキも備わっているので正面に見える兄島を眺めながら近くのお店から買ってきたもので食事などをしてゆっくり過ごすのもおすすめ。その美しい海と絶景に抱かれてつい時間を忘れてしまうほど、このビーチでは非日常のひとときを体験できます。ちなみに兄島瀬戸は潮の流れが複雑で早く危険な沖なので、ブイから先には絶対にいかないよう気をつけましょう。
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父島の西側の海を望むウェザーステーション展望台からは、様々なネイチャーウォッチングを楽しめます。その中でも代表的なものが夕日・クジラ・そして星の3つです。まずこの場所は父島定番の夕日スポットですが、運が良いと「グリーンフラッシュ」と呼ばれる、夕日が沈む瞬間に太陽が緑色へと輝く現象にも出会えるかもしれません。また、海を見渡せる高台のため12月〜5月頃はホエールウオッチングができ、2月〜4月のベストシーズンには小笠原ホエールウォッチング協会の解説員によるクジラの陸上観察会が開催されます。そして小笠原の星空は過去3回も日本一に選出されるほど、星空観賞に最適です。展望台では観光客と地元民の交流も自然に生まれます。
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小港海岸は父島で最大、かつ小笠原諸島で随一と言われる海水浴場です。中心街から少し離れて、タマナやハマギリの防風林で覆われた砂浜の道を抜ければ、幅300mほどに渡る白浜が訪れた人を出迎えてくれます。砂はサラサラしていて裸足でも十分に歩け、遠浅で波も穏やかな上に海中も珊瑚が少ないため泳ぎやすくておすすめです。また湾の左右には岩場もあり、シュノーケリングや枕状溶岩の観察もできます。そして小港海岸は日中だけでなく、夜に訪れるのもおすすめで、周囲に人工的な光がないため星空観賞を思う存分に楽しむことができ、運が良ければウミガメの産卵にも立ち会えます。
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通称「カメセンター」と親しまれているこの施設は、アオウミガメをはじめとする小笠原の生物の保護に尽力するため1982年4月に開設されました。2つのエリアに分かれており、「展示館エリア」では小笠原の歴史やウミガメの生態と進化・分布状況などを写真やパネルで分かりやすく解説しています。もうひとつの「飼育エリア」では、通年250~300頭の放流予定の子ガメが水槽で飼育されています。その他、1~20歳以上の幅広い年齢のアオウミガメとアカウミガメ・タイマイを飼育しており、エサやり体験や実物の子ガメを手に持てる記念撮影が人気のプログラムです。また毎年7月頃には、ふ化したての稚ガメたちを観察できるチャンスもありますので、ぜひ訪れたいところ。
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父島の南岸の断崖に、地上200m以上の高さでそびえ立つ千尋岩。船上や南島東岸など海側から見ると赤い岩肌がハート型に見えることから、ハートロックと呼ばれています。雨水が表面を侵食し洗い流したことでその部分だけ赤色に変わった、まさに自然が生み出した神秘的芸術です。この岩には登ることもでき、トレッキングツアーには許可証を持っているガイドの同伴が必要となります。海抜2mから300mの登山道を2時間半ほどかけて登る道中には、小笠原ならではの固有植物が広がる亜熱帯の森が待っています。目的地のハートロック上に到着すれば眼下には、小笠原の海の色「ボニンブルー」を望むことができ、冬であればザトウクジラの姿も見られるかもしれません。
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父島南西沖に位置する南島は「沈水カルスト地形」という石灰岩特有の特殊な地形で、ドリーネというくぼ地やラピエという鋭くとがった岩が見られる小さくてユニークな無人島です。この島のNo.1スポットは「扇池」と呼ばれる、白いビーチと透き通った海が一体化した入江。たどり着いた者だけが堪能できるここでの海水浴はまさに別格の気持ち良さです。その他にも1000年以上前に絶滅したといわれる、天然記念物ヒロベソカタマイマイの半化石の貝殻が見られたり(持ち出しは禁止)、ウミガメの産卵シーズンには上陸した母亀の足跡を見ることができます。なお自然環境保護のため来島時のルールが定められていて、上陸には東京都自然ガイドの同行が必要です。
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扇浦海岸は二見湾のちょうど南東にあり、港を隔てて正面に大村地区を望む砂浜の海岸です。波が穏やかであるため、家族連れやシュノーケリング初心者にはもってこいの場所。目の前に駐車場があるだけでなくトイレ・シャワーの付いたレストハウスなどの設備も充実しています。広くて長いビーチは素足でも歩くことができ、夕暮れ時には美しい夕陽も見られます。またウミガメの産卵時期である5月頃になると、このあたりでも母亀の足跡が発見できるようになります。木が立っている場所にはウミガメの卵があるので、近づかないよう気を付けましょう。扇浦海岸は人と自然が和気あいあいと過ごせる、まさに心と体の癒しスポットです。
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父島の北側にある無人島、兄島。ふたつの島の間にある海峡「兄島瀬戸」の一帯は、「兄島海域公園」に指定されています。この一帯の透明度はとても高く、サンゴ礁のなかを色とりどりの魚が群れをなして泳いでいるのがよく分かります。海域のエコツアーなどで訪れることができ、父島の二見港からボートツアーを利用すればシュノーケリングもできます。とくに最適のシーズンは6〜9月で、人気のアクティビティなので6〜7月には早めの予約が必要です。兄島瀬戸は潮の流れが複雑で流れも早いので、シュノーケリングにあたってはガイドの指示をよく守り、船から離れないなど注意しなければなりません。ちなみに泳がない人は、船上から回遊する魚たちを観察できます。
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小笠原諸島の最高峰463mの乳房山がある母島は、小笠原の玄関口である父島からさらにフェリーで50kmほど南下した場所にあります。乳房山はトレッキングを通じて小笠原の大自然や固有の生態系を満喫できる、まさにアドベンチャースポットです。一部急な階段や滑りやすい場所もあり一般的な登山装備の用意が推奨される山ですが、山頂への遊歩道が整備されているため、ガイドと一緒でなくても楽しめるトレッキングルートとして大変人気です。道中の湿性高木林内では特別天然記念物の小鳥ハハジマメグロや珍しいカタツムリ・オガサワラオカモノアラガイにも会え、山頂に辿り着けば美しい海で囲まれた360度の絶景が堪能できます。
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母島最南端に位置する小富士は、なだらかな地形のため、初心者でも登りやすいハイキングスポットとしておすすめです。登山をしながらワイビーチ・南崎・蓬莱根と3つのビーチに寄り道ができるので、海も一緒に楽しめるのがこの小富士ハイキングの魅力です。道中には亜熱帯の森もあり、母島にのみ生息する島固有の動植物を観察できます。途中「すり鉢展望台」という景勝地に立ち寄ることもでき、土に含まれる鉄やアルミニウムが酸化してできた赤茶色の土がすり鉢状に広がる、たいへん珍しい風景を楽しむことが可能です。山頂に到着すると、発達したテーブル珊瑚や、南の海に小島が点在する絶景が広がります。母島観光協会では登頂記念証(有料)が発行してもらえるため、登頂記念にもおすすめです。
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脇浜なぎさ公園は、ははじま丸が入る沖港からすぐ近くにある母島一大きな砂浜の公園です。砂浜には海浜植物のグンバイヒルガオが群生しており、その美しい景観を楽しめます。水中は砂と珊瑚が入り混じっているため透明度はさほど高くありませんが、生物の種類は豊富で春には繁殖のためにネブリブカが多く集まる姿が観察できます。また公園入口にはアオウミガメの人工産卵場があり、5月~7月までは産卵・7月~9月までは孵化の様子を見ることが可能です。公園奥の階段を上れば鮫ヶ崎展望台にいくことができ、11月下旬~5月上旬頃まではザトウクジラの絶好の観察ポイント・秋から春にかけては夕日のポイントにもなっています。
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母島の海水浴場のひとつで、島北端の入江。もとは第2次世界大戦前から東京間との定期船も来ていたため、「港」がついています。捕鯨基地だった東港にも近かったことからこのあたり一帯には600人を超す人々が住み、役場や駐在所・海産物の加工場などが軒を連ねていました。今は明治時代前期の1887年創設の北村小学校跡と、石造りの突堤が往時の面影をわずかに伝えるのみとなっています。桟橋の近くは磯釣りやシュノーケリングのポイントで、ここから西に続く遊歩道をいけば、ポトスの大ジャングルを経て大沢海岸に出ることが可能です(片道約40分)。また北港の海中にはサンゴ礁が広がっており、アオウミガメの遊泳も見られます。
詳しく見る硫黄島
硫黄島(いおうとう)は父島の南約280kmに位置しており、北硫黄島・南硫黄島とともに火山列島を構成しています。明治中期に開拓が始まって以来、平坦な土地と地熱を活かした農業で島は栄え人口も増えましたが、昭和初期の太平洋戦争で強制疎開されたうえ1984年には火山活動の影響で日本政府が「一般住民の定住は困難である」と決定、未だ旧島民の帰島が叶わない島です。現在は自衛隊の基地として約400名余りの海上・航空自衛隊員が駐屯しており、滑走路などを米軍と共同使用しています。また2023年10月には海底火山の噴火によって硫黄島のすぐそばに新しい島が誕生したことも話題になり、硫黄島は国内外で注目を浴びています。
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南鳥島は戦国時代の1543年、スペイン人のデ・ラ・トーレによって発見されたと言い伝えられています。東京都小笠原村に属し東京都心から南東約1,950kmも離れた日本最東端の島で、形状は正三角形に近く島全体の面積は約1.5平方キロメートルで皇居とほぼ同じ大きさです。島内には滑走路や防衛省・国土交通省の施設があり、気象観測も行われています。海底海山の頂上にあり、周辺海域は水深が約6,000mにもおよびます。気候は熱帯気候と亜熱帯気候の推移帯で、年間を通して気温は安定。日本で最も早い初日の出を見ることができます。また貴重な海洋鉱物資源が存在し、資源開発が進められています。大気環境が安定しているため、世界気象機関によって世界観測所に指定されています。
詳しく見る東京都小笠原村父島字 西町
8:30〜17:00 ※春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始などは8:30~21:00
おがさわら丸非停泊日 ※春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始などは、おがさわら丸出航中も開館
無料
小笠原の自然を中心に、島ならではの歴史や文化を紹介している施設です。館内には小笠原諸島が海洋島として誕生してからの歴史や美しい海、小笠原にしかいない固有種などの珍しい動植物やクジラ・イルカの情報等を分かりやすく説明してくれる解説員が常駐しています。また「東洋のガラパゴス」といわれているほど貴重な小笠原に生きる動植物の展示も行っていて、一度ここへ訪れてから島の観光に出かけるのもいいでしょう。2011年に世界自然遺産に登録され、自然保護活動やエコツーリズムの取り組みなどについても掲示してあるので、その取り組みを知るいい機会にもなるでしょう。様々な企画展示や講演会・手作り体験教室や自然観察会も随時開催しているので、大人から子どもまで楽しめるイベントプログラムにぜひ参加してみましょう。
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東京都小笠原村父島清瀬
二見港から:徒歩5分
8:30〜16:30(年中無休)
無料
https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/07ogasawara/fish/index.html
唯一のアクセス手段が丸一日ほどかかる定期船でしか行くことができない小笠原。そのほぼ中央に位置している小笠原水産センターは、全国に100か所以上ある水族館の中でまさに日本で一番遠い場所にある水族館です。小笠原海洋資源の研究施設でありながら、その設備を拡大して観光資源としても担えるようにと無料で解放されています。小笠原周辺海域や父島と母島の河川・貯水池に生息している生物を飼育していて、たいへん充実した施設です。一番人気の体験プログラムは、「アカバ(アカハタという魚の島名)の歯みがき」。郷土料理の食材にも使われるほど小笠原の人たちに馴染み深いアカバの口を観察しながら歯を磨くことができ、愛らしい姿にも癒されます。
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東京都小笠原村父島宮之浜
二見港から:車で約5分/バス停「宮之浜入口」から:徒歩10分
終日
なし
父島北部に位置している宮之浜は、兄島瀬戸に面した弓なりの美しいビーチで運が良ければヤドカリにも会えます。海の透明度がとても高く、珊瑚礁が発達しているために熱帯魚が多いのでシュノーケリングやダイビングに最適な場所です。また周辺設備も充実しており、駐輪場やトイレはもちろん、屋根付きの休憩舎やデッキも備わっているので正面に見える兄島を眺めながら近くのお店から買ってきたもので食事などをしてゆっくり過ごすのもおすすめ。その美しい海と絶景に抱かれてつい時間を忘れてしまうほど、このビーチでは非日常のひとときを体験できます。ちなみに兄島瀬戸は潮の流れが複雑で早く危険な沖なので、ブイから先には絶対にいかないよう気をつけましょう。
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東京都小笠原村父島
二見港から:車で約10分/徒歩で約35分
終日
なし
父島の西側の海を望むウェザーステーション展望台からは、様々なネイチャーウォッチングを楽しめます。その中でも代表的なものが夕日・クジラ・そして星の3つです。まずこの場所は父島定番の夕日スポットですが、運が良いと「グリーンフラッシュ」と呼ばれる、夕日が沈む瞬間に太陽が緑色へと輝く現象にも出会えるかもしれません。また、海を見渡せる高台のため12月〜5月頃はホエールウオッチングができ、2月〜4月のベストシーズンには小笠原ホエールウォッチング協会の解説員によるクジラの陸上観察会が開催されます。そして小笠原の星空は過去3回も日本一に選出されるほど、星空観賞に最適です。展望台では観光客と地元民の交流も自然に生まれます。
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東京都小笠原村父島北袋沢
B-しっぷ(商工観光会館)から:バスで17分→バス停「小港海岸」から徒歩2分/車で17分→駐車場から徒歩2分
終日
なし
小港海岸は父島で最大、かつ小笠原諸島で随一と言われる海水浴場です。中心街から少し離れて、タマナやハマギリの防風林で覆われた砂浜の道を抜ければ、幅300mほどに渡る白浜が訪れた人を出迎えてくれます。砂はサラサラしていて裸足でも十分に歩け、遠浅で波も穏やかな上に海中も珊瑚が少ないため泳ぎやすくておすすめです。また湾の左右には岩場もあり、シュノーケリングや枕状溶岩の観察もできます。そして小港海岸は日中だけでなく、夜に訪れるのもおすすめで、周囲に人工的な光がないため星空観賞を思う存分に楽しむことができ、運が良ければウミガメの産卵にも立ち会えます。
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東京都小笠原村父島屏風谷
二見港から:徒歩で30分/自転車で10分/車で5分 ※村営バスにて向かう際は、運転手へ「海洋センターまでお願いします」と伝えると途中下車可
9:00~12:00、13:30~16:00 ※おが丸出港日は9:00~13:00の開館
船舶非入港日
無料
通称「カメセンター」と親しまれているこの施設は、アオウミガメをはじめとする小笠原の生物の保護に尽力するため1982年4月に開設されました。2つのエリアに分かれており、「展示館エリア」では小笠原の歴史やウミガメの生態と進化・分布状況などを写真やパネルで分かりやすく解説しています。もうひとつの「飼育エリア」では、通年250~300頭の放流予定の子ガメが水槽で飼育されています。その他、1~20歳以上の幅広い年齢のアオウミガメとアカウミガメ・タイマイを飼育しており、エサやり体験や実物の子ガメを手に持てる記念撮影が人気のプログラムです。また毎年7月頃には、ふ化したての稚ガメたちを観察できるチャンスもありますので、ぜひ訪れたいところ。
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東京都小笠原村父島
大村地区から:登山口(小港駐車場)まで車で15分
終日
なし
父島の南岸の断崖に、地上200m以上の高さでそびえ立つ千尋岩。船上や南島東岸など海側から見ると赤い岩肌がハート型に見えることから、ハートロックと呼ばれています。雨水が表面を侵食し洗い流したことでその部分だけ赤色に変わった、まさに自然が生み出した神秘的芸術です。この岩には登ることもでき、トレッキングツアーには許可証を持っているガイドの同伴が必要となります。海抜2mから300mの登山道を2時間半ほどかけて登る道中には、小笠原ならではの固有植物が広がる亜熱帯の森が待っています。目的地のハートロック上に到着すれば眼下には、小笠原の海の色「ボニンブルー」を望むことができ、冬であればザトウクジラの姿も見られるかもしれません。
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東京都小笠原村父島
二見港から:船で20分
終日
なし
父島南西沖に位置する南島は「沈水カルスト地形」という石灰岩特有の特殊な地形で、ドリーネというくぼ地やラピエという鋭くとがった岩が見られる小さくてユニークな無人島です。この島のNo.1スポットは「扇池」と呼ばれる、白いビーチと透き通った海が一体化した入江。たどり着いた者だけが堪能できるここでの海水浴はまさに別格の気持ち良さです。その他にも1000年以上前に絶滅したといわれる、天然記念物ヒロベソカタマイマイの半化石の貝殻が見られたり(持ち出しは禁止)、ウミガメの産卵シーズンには上陸した母亀の足跡を見ることができます。なお自然環境保護のため来島時のルールが定められていて、上陸には東京都自然ガイドの同行が必要です。
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東京都小笠原村父島扇浦
B-しっぷから:車で10分/バス停「扇浦海岸」下車すぐ
終日
なし
扇浦海岸は二見湾のちょうど南東にあり、港を隔てて正面に大村地区を望む砂浜の海岸です。波が穏やかであるため、家族連れやシュノーケリング初心者にはもってこいの場所。目の前に駐車場があるだけでなくトイレ・シャワーの付いたレストハウスなどの設備も充実しています。広くて長いビーチは素足でも歩くことができ、夕暮れ時には美しい夕陽も見られます。またウミガメの産卵時期である5月頃になると、このあたりでも母亀の足跡が発見できるようになります。木が立っている場所にはウミガメの卵があるので、近づかないよう気を付けましょう。扇浦海岸は人と自然が和気あいあいと過ごせる、まさに心と体の癒しスポットです。
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東京都小笠原村父島兄島
父島二見港から:ボートツアーを利用
終日
なし
父島の北側にある無人島、兄島。ふたつの島の間にある海峡「兄島瀬戸」の一帯は、「兄島海域公園」に指定されています。この一帯の透明度はとても高く、サンゴ礁のなかを色とりどりの魚が群れをなして泳いでいるのがよく分かります。海域のエコツアーなどで訪れることができ、父島の二見港からボートツアーを利用すればシュノーケリングもできます。とくに最適のシーズンは6〜9月で、人気のアクティビティなので6〜7月には早めの予約が必要です。兄島瀬戸は潮の流れが複雑で流れも早いので、シュノーケリングにあたってはガイドの指示をよく守り、船から離れないなど注意しなければなりません。ちなみに泳がない人は、船上から回遊する魚たちを観察できます。
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東京都小笠原村母島
沖港から徒歩で10分
終日
なし
小笠原諸島の最高峰463mの乳房山がある母島は、小笠原の玄関口である父島からさらにフェリーで50kmほど南下した場所にあります。乳房山はトレッキングを通じて小笠原の大自然や固有の生態系を満喫できる、まさにアドベンチャースポットです。一部急な階段や滑りやすい場所もあり一般的な登山装備の用意が推奨される山ですが、山頂への遊歩道が整備されているため、ガイドと一緒でなくても楽しめるトレッキングルートとして大変人気です。道中の湿性高木林内では特別天然記念物の小鳥ハハジマメグロや珍しいカタツムリ・オガサワラオカモノアラガイにも会え、山頂に辿り着けば美しい海で囲まれた360度の絶景が堪能できます。
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東京都小笠原村母島
沖港から:車で12分/都道最南端から:徒歩60分
終日
なし
母島最南端に位置する小富士は、なだらかな地形のため、初心者でも登りやすいハイキングスポットとしておすすめです。登山をしながらワイビーチ・南崎・蓬莱根と3つのビーチに寄り道ができるので、海も一緒に楽しめるのがこの小富士ハイキングの魅力です。道中には亜熱帯の森もあり、母島にのみ生息する島固有の動植物を観察できます。途中「すり鉢展望台」という景勝地に立ち寄ることもでき、土に含まれる鉄やアルミニウムが酸化してできた赤茶色の土がすり鉢状に広がる、たいへん珍しい風景を楽しむことが可能です。山頂に到着すると、発達したテーブル珊瑚や、南の海に小島が点在する絶景が広がります。母島観光協会では登頂記念証(有料)が発行してもらえるため、登頂記念にもおすすめです。
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東京都小笠原村母島
沖港から:徒歩5分
終日
なし
脇浜なぎさ公園は、ははじま丸が入る沖港からすぐ近くにある母島一大きな砂浜の公園です。砂浜には海浜植物のグンバイヒルガオが群生しており、その美しい景観を楽しめます。水中は砂と珊瑚が入り混じっているため透明度はさほど高くありませんが、生物の種類は豊富で春には繁殖のためにネブリブカが多く集まる姿が観察できます。また公園入口にはアオウミガメの人工産卵場があり、5月~7月までは産卵・7月~9月までは孵化の様子を見ることが可能です。公園奥の階段を上れば鮫ヶ崎展望台にいくことができ、11月下旬~5月上旬頃まではザトウクジラの絶好の観察ポイント・秋から春にかけては夕日のポイントにもなっています。
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東京都小笠原村母島衣舘
母島観光協会から:車で30分/徒歩で2時間
終日
なし
母島の海水浴場のひとつで、島北端の入江。もとは第2次世界大戦前から東京間との定期船も来ていたため、「港」がついています。捕鯨基地だった東港にも近かったことからこのあたり一帯には600人を超す人々が住み、役場や駐在所・海産物の加工場などが軒を連ねていました。今は明治時代前期の1887年創設の北村小学校跡と、石造りの突堤が往時の面影をわずかに伝えるのみとなっています。桟橋の近くは磯釣りやシュノーケリングのポイントで、ここから西に続く遊歩道をいけば、ポトスの大ジャングルを経て大沢海岸に出ることが可能です(片道約40分)。また北港の海中にはサンゴ礁が広がっており、アオウミガメの遊泳も見られます。
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東京都小笠原村硫黄島
硫黄島(いおうとう)は父島の南約280kmに位置しており、北硫黄島・南硫黄島とともに火山列島を構成しています。明治中期に開拓が始まって以来、平坦な土地と地熱を活かした農業で島は栄え人口も増えましたが、昭和初期の太平洋戦争で強制疎開されたうえ1984年には火山活動の影響で日本政府が「一般住民の定住は困難である」と決定、未だ旧島民の帰島が叶わない島です。現在は自衛隊の基地として約400名余りの海上・航空自衛隊員が駐屯しており、滑走路などを米軍と共同使用しています。また2023年10月には海底火山の噴火によって硫黄島のすぐそばに新しい島が誕生したことも話題になり、硫黄島は国内外で注目を浴びています。
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東京都小笠原村南鳥島
南鳥島は戦国時代の1543年、スペイン人のデ・ラ・トーレによって発見されたと言い伝えられています。東京都小笠原村に属し東京都心から南東約1,950kmも離れた日本最東端の島で、形状は正三角形に近く島全体の面積は約1.5平方キロメートルで皇居とほぼ同じ大きさです。島内には滑走路や防衛省・国土交通省の施設があり、気象観測も行われています。海底海山の頂上にあり、周辺海域は水深が約6,000mにもおよびます。気候は熱帯気候と亜熱帯気候の推移帯で、年間を通して気温は安定。日本で最も早い初日の出を見ることができます。また貴重な海洋鉱物資源が存在し、資源開発が進められています。大気環境が安定しているため、世界気象機関によって世界観測所に指定されています。
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白身魚を醤油を使ったタレでヅケにし、握り寿司にした島寿司は、わさびの代わりに辛子を使うのが特徴です。
小笠原の海でとれるメカジキを豪快に焼き上げるステーキは、しょうがをたっぷり使った醤油のソースでいただきます。
トロピカルフルーツのひとつであるパッションフルーツ。亜熱帯に属している小笠原諸島だからこそおいしいものが育ちます。
温暖な気候を生かして作られる島野菜として、小笠原諸島ではトマトやオクラ、シカクマメやじゃがいもなどが育てられています。
小笠原近海でとれたオナガザメをフライにしたものを挟んだサメバーガーは、白身魚のような淡白な味わいです。
八丈島を経て小笠原で栽培されるようになった島レモンはフレッシュな香りがする緑色のうちに出荷されるのが特徴です。